イタリア語検定3級 対策

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伊検3級 受験記(第63回・2026年秋)。筆記の自己採点はちょうど70%、リスニングは手応えなし。難しさの正体は「言い換え」|イタリア語検定

受験記 / 伊検3級 / リスニング / 作文 / 実用イタリア語検定

第63回(2026年秋季)実用イタリア語検定の3級を受けてきました。4級と同日の併願で、こちらは午前(10時15分〜11時55分、100分)です。4級のほうは別の受験記に書きました。

アプリはかなりやり込みましたし、『イタリア語検定3級突破』の文法書も4周しました。それでも結果としては、難しかったなという感じです。まだ協会の正答表もリスニングのスクリプトも出ていないので合否の判定まではつきませんが、筆記の自己採点はちょうど70%でした。ヒアリングの手応えを考えると、筆記は75〜80%取っておきたかった。いま少しドキドキしながら、かつ、正直に言うと、ちょっとほろ苦い気持ちでこの受験記を書いています。

筆記の自己採点

問題冊子は持ち帰れるので、筆記(N27〜N62の36問)を自己採点しました。協会の正答表が出る前なので、アプリを一緒に作っているAIに解かせた解答と照合した暫定の数字です。作文(N63)は、本番で書いた文章を記憶から再現して、アプリの採点と同じ公式20点満点の基準でAIに仮採点してもらいました。

満点 得点
PARTE I(文法の4択穴埋め) 22 15
PARTE II(語彙・慣用の4択穴埋め) 7 5
PARTE III(読解の正誤) 7 7
筆記の選択問題 小計 36 27(75%)
PARTE IV(作文、AI仮採点) 20 12
筆記分野 合計 56 39(70%)

この数字をどう見るかの前提を書いておきます。3級の合否は、リスニングと筆記(作文の点を加算)の2分野それぞれで基準点を超えているかで決まります。基準点は固定ではなく回ごとに設定されているようで、協会は直近4回分(第54〜57回)の基準点を集計表として公表しています。その4回の基準点は、筆記分野が56点満点で29〜34点(回によって29点、31点、32点、34点)、リスニングが26点満点で17〜20点でした。

今回の筆記分野の39点は、この4回のうち基準点がいちばん高かった回の34点と比べても上回っています。第63回の基準点はまだ分かりませんが、この4回と同じ程度なら筆記分野は超えていそうです。つまり合否はリスニングで決まる、という状況です。

落とした9問の中身を見ると、読解は7問全部取れていて、失点は文法と語彙に集中していました。

  • si è messo a piovere(mettersi a の近過去は essere)
  • se n'è tornata a casa(tornarsene)
  • quasi quasi me li provo(活用した動詞に代名詞を前置)
  • a casa mia(casa は冠詞なしの定型)
  • hai 10 euro da prestarmi?(avere + da + 不定詞)
  • si conoscono da molti anni(da+期間は現在形)
  • erano(essere の半過去。eravano という形は存在しない)
  • mi sono rotto una mano(piede は男性名詞)
  • chiamiamo un taxi

半分くらいが、「知らなかった」のではなく、知っている規則の取りこぼしです。前日の模擬試験2周目の分析で「筆記の失点は記憶で解ける問題ではなく、知っている規則の取りこぼし」と出ていたのと、そのまま同じ傾向でした。

作文の課題は「今日はキャンプ場がとても混んでいる……絵を見て描写しなさい」で、80〜100語。指定の時制も書き出しもなく、絵の描写だけです。約94語で書きました。AIの仮採点では、文のつながりは読みやすいが、語彙と綴りの減点(スペイン語の tan が混ざる、particolarmente の綴り、i cani の複数形)と、絵の9つの場面のうち4つしか触れていない点が指摘されました。本番の緊張の中で書いた文章としては、まあこんなものかという気もします。アプリの作文問題や、3回の模擬試験でも、そのくらいの点しか取れていませんでしたからね。

リスニングの手応え

リスニングも特に難しかった気がします。事前の模擬試験では、悪くても77%(20/26)、良ければ96%(25/26)取れていました。でも昨日の本番で77%取れた気はしないんですよね。基準点の実績は17〜20点なので、まさにそのあたりの攻防です。

リスニングの難しさにはいくつかあると思っています。

  1. スピード
  2. 声質
  3. 言い換え

スピードについては、アプリの問題の再生速度を、本番の1.1倍にしていたこともあって、速いとは感じませんでした。本番の問題文が速いと感じなかったことは、アプリ学習の一つの成果と感じています。

次に声質です。現実世界でもそうですが、誰が話すかによって、聞き取りやすさが異なります。アプリはその点を考慮して、有料の音声合成サービスで男性5種類・女性5種類の声を問題ごとに使い分け、異なった声質にも対応できるようにしていました。しかし、それでも試験本番の声質とは違うんですよね。聞き取りやすさの点でも、アプリの音源より本番のほうが難しかったです。それから、問題文では間投詞が多用されているなと感じました。日本語でも「えーっと」「あのー」といった間投詞が多いと、聞き取りにくくなるのと同じです。たとえば、dai、dunque、ecco、そしてbehなど。それらを聞き逃しても問題ない、どころか、聞き流したほうがいい部分なんですが、脳がそこに引きつけられ、もっと肝心なワードをうまく聞けなかったという気がします。

言い換えについては、たとえば、昨日の問題とは直接関係ない例ですが、日本語でも「学校」と「教育機関」はほぼ同義と考えていいですよね。で、「学校」のほうは知っている(覚えている)とします。けれど、問題文がかなりのスピードで発話される中で、「学校」のことを「教育機関」という言い方をされると、パッとそれが何について話しているのか分からなかったりします。選択肢には学校関連のことが書いてあるのに、音声では別の言葉で言われているので、うまくマッチさせられない。昨日難しく感じたのは、この言い換えのところだったのではないかと思います。

これから

受かるかどうかはまだ分かりません。結果通知は11月18日ごろです。正答表が出たら筆記の自己採点を確定して、リスニングのスクリプトが公開されたら、どこで落としたのかを一問ずつ確かめるつもりです。

この受験の経験を踏まえて、3級対策アプリをまたブラッシュアップしていきます。筆記は「知っている規則の取りこぼし」をなくす練習、リスニングは「言い換え」を聞き取る練習と、間投詞の混じった聞き取りにくい声に慣れる練習。やることは、この受験記を書いていてはっきりしました。

この日誌の数字はイタリア語検定3級 対策アプリ・4級 対策アプリの学習記録の実データです。