
伊検4級 受験記(第63回・2026年秋)。3級と同日に併願、手応えは十分。リスニングで面白かった1問|イタリア語検定
第63回(2026年秋季)実用イタリア語検定の4級を受けてきました。3級と併願で、午前が3級(10時15分〜11時55分)、午後が4級(13時30分〜14時50分、80分)です。結果通知は11月18日ごろとのことなので、まずは当日の手応えと、面白かった問題の話を書いておきます。3級の受験記は別に書きます。
4級だけの勉強はほとんどしていない
正直に言うと、4級だけの勉強というのはほとんどしていません。この5か月間は3級を目指して勉強してきました(経過は学習日誌に週ごとに書いています)。4級はその延長で受けた形です。
それでも、3級の勉強は4級にもそのまま効くということを強く感じました。当たり前といえば当たり前かもしれません。問われる語彙や文法は非常に基本的なところで、7問ある読解も論旨が明快でした。読解の本文で分からない単語は1つあったかどうか、という程度です。
受験したあとの手応えは相当ありました。「できたな」「合格点には達したんじゃないかな」という感触です。
ただ、午前の3級でかなり集中力を使ってしまったので、午後の4級は少し体力勝負な面がありました。併願する方は、昼休みの過ごし方も含めて1日のペース配分を考えておくとよいと思います。
筆記36問の自己採点
問題冊子は持ち帰れるので、筆記(N27〜N62)だけ自己採点しました。協会の正答表はまだ出ていないので、アプリを一緒に作っているAIに解かせた解答と照合した暫定の数字です。正答表が出たら確定します。
| 問題数 | 正解 | |
|---|---|---|
| PARTE I(文法の4択穴埋め) | 22 | 18 |
| PARTE II(語彙の4択穴埋め) | 7 | 6 |
| PARTE III(読解の正誤) | 7 | 7 |
| 合計 | 36 | 31(86%) |
協会が公表している過去4回の集計では、4級の筆記の基準点は36点満点で19〜22点です。筆記はそこを大きく上回っていそうです。合否はリスニング(26点満点で基準点16〜18点)次第ということになります。
落とした5問は、どれも「知らなかった」ではなく「知っているはずの定型を取りこぼした」ものでした。
- 指示代名詞の quelli(名詞を伴わない形)を、形容詞形の quegli と取り違えた
- 職業の言い方 fa l'avvocato で、定冠詞を落として un avvocato を選んだ
- in un ufficio を、ufficio が男性名詞なのに un' と書く選択肢を選んだ
- non mi dispiace(〜も悪くない)の慣用表現
- mazzo di rose(バラの花束)の語彙
これは次の学習の材料にします。
リスニングで面白かった1問
リスニングでは、非常に面白い気づきがありました。
女性のAさんが、友達の女性Bさんと話している場面です。既婚者のAさんに、Bさんが「今度のバカンスはどうするの?」と尋ねます。Aさんが答えるには、去年は砂浜(sabbia)に行ったと。Aさんの夫は海が大好きで、ビーチパラソル(ombrellone)の下でのんびりするのが好きだそうです。「ombrellone、sole(太陽)……彼はそういうのが大好きなのよ」と話します。でも自分はそうではなくて、「海はもう飽きちゃったから、もっと涼しいところに行きたい。山(montagna)に行きたいわ」というような会話です。
選択肢の絵は3つ。
- 家でソファに座ってテレビを見ている
- 山をハイキングしている
- ビーチの椅子に座っている
そして質問は「今度のバカンスでAさんがしないと思うのはどれでしょう」でした。
結局、自分の希望どおり山に行くのか、夫の希望どおり海に行くのかはまだ決まっていません。でも「家にいる」ということはなさそうなんですよね。なので「家にいる」が正解になるのだと思います。
「3個買おうかしら、いややっぱり2個でいいわ」といった、言い直しを聞き取らせる単純な引っかけとは違います。会話の中に出てきた2つの候補のどちらでもなく、出てこなかった選択肢を「しないこと」として選ばせる。質問文を最後まで聞いて、否定の問いだと気づけるかどうかで決まる問題でした。少し複雑さを感じて面白かったです。
まとめ
3級の勉強をちゃんとしていれば、4級はそこまで難しくありませんでした。5か月間3級を目指して勉強してきて、4級はなんとか対応できたかなという手応えです。
イタリア語検定4級対策のアプリは誰でも無料で使えます。この受験記で気づいたこと(否定の問いの聞き取り、定型表現の取りこぼし)は、アプリにも反映していきます。